BuYS管理人
まずはじめに仕様の確認 初期構想をします
仕様の確認
今回作成したい装置の仕様を確認をします。
- 気密検査対象ワーク
- 気密検査条件
- 着脱が容易
- 水没での気泡検査
- 動作条件
この確認をしっかりしないと、
- このワークもやりたかった…
- もっと高圧で検査したかった…
- 操作がすごくめんどくさい…
- 気泡がとてもみにく…
などなど、問題が発生するので最初に仕様をはっきりさせましょう
BuYS管理人
仕様の確認は最重要事項です。ここでサボると後々痛い目を見るのでしっかり確認しましょう。
気密検査対象ワーク
対象ワークは25Aパイプ材(図参照)
長さは例として80-150mmまでの任意のサイズを検査できるようにします。
気密検査条件
検査条件は以下の通りとします。
- ワーク内部に0.6MPaの圧力をかける
- 水没検査時間は15sとし、操作盤で微調整できるようにする(MAX1min)
着脱が容易
25Aのプラグ着脱では非常に効率が悪いので機械的にワークを気密、水没を検討する
- ワークをエアシリンダでクランプする(挟む)
- 水没は水槽をエアシリンダで上昇させる(またはワーク一式を下降させる)
水没に関しては水槽を上昇させる方法と、ワークを下降させる方法に2方法ある。検査で見たい位置や見る姿勢を考慮して決定します。
水没での気泡検査
水没時に気泡の有無を検査するため以下の点に注意する
- 明るさの調整による気泡の視認性向上
- ワークの外部を全方向から見ることができるようにする
動作条件
細かな動作条件を以下のようにする
- 起動スイッチで動作開始
起動動作:ワークのクランプ→内部空圧IN→水没→規定時間後ブザー - 停止スイッチで動作停止
停止動作:内部空圧OUT→水没解除→ワークのアンクランプ - 非常停止スイッチで非常停止
非常停止水没していないとき:即座にアンクランプ
非常停止水没しているとき:内部空圧OUT
起動スイッチは両手押しにすること。片手押しにすると不意にシリンダーで手を挟んでしまうことがあります。両手押しや安全装置に関してはこちらを参考にしてください。
条件決めだけでも正直体力を食いますが、最初にしっかり確認しましょう。
BuYS管理人
次はいよいよ装置の大枠を設計し始めます。
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